乱筆フォト

写真を撮る時、撮った後に思ったことを気まぐれにつらつらと。要はただの日記帳です。

私の目玉は魚の目

K_1P1857

ぐにゃり。

 

魚眼楽しいですぜ、魚眼

 

Kマウントで使える魚眼にはシグマのものもあるけれども、より一般的なものは純正のDA10-17mm。

小ぶりでハンドリングが良く、超広角ならではの使いにくさがズームによって緩和されているのもマル。しかも14mmよりテレ側ならフルサイズでもケラレ無しで使えるというのも有難い話。

癖は強いので常用するわけではないけれども、折に触れて使いたくなる、そんなレンズ。

とはいえ、世の中にはこれを常用レンズにする物好きな人もいるようで、曰く「その場の空気を広く写し取れるから」という事。ハハァなるほど、と首肯せざるを得ない。考え方としては、THETAなどの360°カメラと同じ地平にあるんだね。そういや、THETA Vの実力たるやいかがなもんだろうか。私気になります。店頭に並ぶようになったら触ってみるとしよう。

 

K_1P0891

街歩きのお供として秀逸。直線的な被写体は豪快に歪むので、魚眼らしさが際立つ。

K70P5199

テレ端だと歪曲が幾分緩やかに。「らしさ」がスポイルされるとも言えるけど、それでもこれはこれでダイナミック。自然風景相手だと個人的にはこれくらいの方が良い。

ズームで写る範囲や魚眼効果を調整してやって、カメラを上下左右に振って、好みの歪み方を見つける。このプロセスが楽しい。

 

K_1P1238

画角が画角なので、普通に使えばだいたいパンフォーカスになるけど、寄れるので背景をそれなりにぼかす事も可能。もっと寄って広角マクロをするのも楽しい。

まあ、何でもかんでも写り込むので背景整理が悩ましいけど。

K70P4645

後楽園のカモ。やたら人馴れしている個体がいて、このレンズでここまで寄っても逃げないどころか、人間なんぞどこ吹く風の余裕のヨッチャン。ほとんど鼻先に突きつけるようなレベルまで寄せてます、これ。

K_1P1834

狭い場所もおまかせあれ。これは房総最南端の野島崎灯台の中。実物に忠実とは到底言えないけれども、こういう破天荒で異空間じみた歪曲は最高ですな。 

 

K_1P1870

このレンズ、実は最近値下がり傾向で、3万円台で新品が手に入ったりする。条件付きとはいえフルサイズで使える魚眼がこの値段ですぜ?

ちなみに自分が買った時は5万円を超えてました。多分、たまたま高止まりしていた時に掴んじゃったのかな。ああ、うらめしやうらめしや。この恨み晴らさざるべからざるにつき、皆はこぞって本レンズを購入し魚眼教の尖兵となる事を所望す。余は常に諸子の先頭にあり。

K_1P1851

もう一度言います。魚眼楽しいですぜ、魚眼

レッツ、ぐにゃあ。